自己治癒コンクリート【Basilisk HA】のご紹介
混和材 バジリスクHA
自己治癒(修復)状況
混和材バジリスクHAとは
混和材バジリスクHAの主成分は、バクテリアとポリ乳酸です。その混和材をフレッシュコンクリートに練り混ぜるだけで、白色析出物が最大幅1.0㎜のひび割れを勝手に修復する夢のようなコンクリートです。
その析出物の正体は『炭酸カルシウム』です。
つまり、構造物の長寿命化に繋がりCO₂の削減ができ、カーボンニュートラルに寄与することができます。
バジリスクHAの効果の確認(暴露試験)
実験の目的:漏水の有無により、ひび割れ補修効果をバジリスクHA配合と非配合で比較する。
実験の方法:溜桝にひび割れを発生させ、水を張り暴露観察する。(ひび割れ幅は最大約0.35㎜)
暴露試験開始
3か月後
6か月後
最終結果
バジリスク入り6か月後の状況
バジリスクなし6か月後の状況
【考察】:漏水は見られず、止水されてます。
バジリスクHAの効果により、ひび割れ内部まで、白色析出物が充填されており、水・空気などの劣化因子が遮断されています。劣化因子が遮断されることで、鋼材腐食が進行する可能性が小さくなります。
【考察】:ひび割れから漏水が確認されました。
白色析出物は確認されるものの、表面のみに析出している状況です。
劣化因子が遮断されず、鋼材の腐食が進行する可能性が大きくなります。
バジリスクHAの析出物(炭酸カルシウム)とエフロレッセンスは違う!
エフロレッセンスはなぜ生じるのでしょうか?
コンクリート中のセメント水和物である水酸化カルシウム(Ca(OH)₂)が内部に浸透した水によって、表面に溶出する。溶出されたCa(OH)₂は、空気中の二酸化炭素を取り込み『炭酸カルシウム(CaCO₃)』として白色析出物となる。
エフロレッセンスの主成分『炭酸カルシウム』は悪者なのでしょうか?
答えは、NOです。コンクリート構造物が劣化する主な原因は、水と空気の侵入により鋼材が腐食し、その膨張によってひび割れや剥離が生じることです。
文献では、エフロレッセンスが構造物の信頼性を損なうことは少ないとされています。
つまり、鋼材の腐食因子である水や空気の侵入を遮断することが、構造物の長寿命化につながります。
バジリスクHAの主成分は、エフロレッセンスと同じ『炭酸カルシウム』です。しかし、バジリスクHAはコンクリート表面だけでなく、ひび割れ内部にも炭酸カルシウムを析出させます。これにより、鋼材の腐食因子である水や空気の侵入を抑制し、鋼材の腐食を防ぐことができます。
その結果、コンクリート構造物の耐久性が向上し、長寿命化が期待できます。
< 修復過程 >
ミキサーでの練り混ぜにより、バクテリアとポリ乳酸はコンクリート全体に分散されます。その後ポリ乳酸は、生コンクリート中の水やアルカリ成分によって徐々に分解され、バクテリアのエサとなる乳酸カルシウムに変わっていきます。
コンクリートに入ったひび割れから雨水や酸素が入ってきます。
ひび割れに入ってくる水や酸素でひび割れ表面のpHが8~10程度に下がってくると、バクテリアは眠りから覚め始めます。
バクテリアが排出した炭酸カルシウムでひび割れが完全に埋まると、水や酸素が完全に遮断され、バクテリアは再び休眠状態となり次のひび割れ発生に備えます。
バクテリアは炭酸カルシウムの他に、少量の水と二酸化炭素を排出します。これらはコンクリート内に残っている未水和のセメントを炭酸カルシウムに変え、小さな穴や細かなひび割れも埋めていきます。
目覚めたバクテリアは分裂を繰り返し、エサとなる乳酸カルシウムを摂取して炭酸カルシウムを排出し、ひび割れを埋めていきます。
※強度を復元するものではありません。
化学反応プロセス
成分はエフロレッセンスと同じ『炭酸カルシウムの析出物』ですが、化学反応プロセスが違います。
従来工法とBasilisk施工における「積算CO₂排出量」
および「ライフサイクルコスト」の比較概念図
長寿命化であることはLCCは下がりCO₂削減になります。
佐賀県内の施工実績
発注先:佐賀中部農林事務所
施工場所:佐賀市東与賀町飯盛
製品名:プレキャストボックスカルバート
施工日:令和6年 (2024年) 4月
施工延長:10.50m
CO₂削減量:2.74t
発注先:伊万里農林事務所
施工場所:伊万里市東山代町長浜
製品名:プレキャストボックスカルバート
施工日:令和6年 (2024年) 5月
施工延長:5.00m
CO₂削減量:0.91t
狭隘部や点検・補修が困難な場所に最適な新素材、すべての製品に適用可能です。
〇製品の詳しい情報はバジリスクHAのカタログをご覧ください