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ボックスカルバートを利用した道路橋りょう保全工事例
ボックスカルバートを利用した道路橋りょう保全工事例
- カテゴリ
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ボックスカルバート
- 製品名
- SJボックス
伊万里土木事務所様の発注で国道204号道路橋りょう保全工事に製品を採用いただきました。
工事概要
伊万里市波多津町国道204号を横断し海への函渠排水 施設が塩害でコンクリートの劣化が激しく、特に頂版部 分が老朽化しており、早急な対応が求められていた。
現場状況は街の主要幹線道路の交差点で、下流は海、上流は住宅が隣接しており通行止めなど道路規制が困難 な環境であり、工事のスピード化が要求されていた。
また海への排水で、常に函渠内へ海水が滞留しており塩害対策も必須であり、海水の影響で既設函渠コンクリート面に貝殻等の付着が激しく維持管理管時 (点検時) に大きな妨げとなっていた。
既設現場打暗渠の頂版を撤去し、 SJ-BOX を施工
塩害環境では最も厳しい環境 ※ハレーサルト仕様+ 内面防汚塗装仕様
※ハレーサルトは高い塩害抵抗性を発揮し、塩化物イオンの見かけの拡散係数は普通コンクリートの1/6 以下、設計耐用期間は5倍以上。
※海洋環境で汚損生物の付着を防止する無毒・無公害の防汚塗料。
交差点横断施工 片側通行規制で二期施工
既設現場打暗渠の頂版を撤去し、SJ-BOX を施工
弊社営業担当者の声
従来BOXでは縦締め緊張作業にジャッキ設置スペースが必要です。
今回の現場は片側交互通行で道路を供用しながらの施工になり、 SJ-BOXでは縦締め作業が不要のため、 設置延長分のスペースがあれば施工可能で道路幅を最大限に確保して施工することが出来ました。
SJ-BOXの特長が活かせた現場だったと思います。
採用された理由
「現場状況と環境にマッチした製品」と評価
様々な工法で比較した結果、断面は小さくなるが流量計算では問題なく新規BOXが補修より安価であ り、通行止めが困難である事と、既設頂版を撤去し たスペースでの施工で、延長方向幅方向とも狭小の環境で施工が出来る条件と、潮汐環境で施工スピードの要求を満たすのがSJ-BOX であった。
塩害対策にはハレーサルトの採用によりPCa製品の規格品型枠を使用する事ができ大幅なコストダウンが可能で、維持管理 (貝殻付着防止) も考慮し防汚塗装が施された。
施工者様の提案で防汚塗装は工場で施し、安定し た品質の製品が現場へ提供された。
施工者の声
海面潮汐の時間制限下でスピード施工
狭小スペースで施工が出来るか?潮汐の干潮時の 限られた時間で施工できるか?
当初不安があったが、概ね設計計画とおり工事進捗しSJ-BOX の優れた施工性に驚いた。
二期施工計画で道路敷地内での片側交互通行スペースが確保でき、通行止めすることなく施工が可能で、据付後すぐに間詰コンクリート打設ができ、道路開放までスムーズに工事することができた。
防汚塗装に関しては現場で施すと海水等の影響で品質にバラつきがでると判断し、また工期短縮のため工場での塗装を提案し承認された。